王瑞雲/OhZuiun/診療所・東(ひがし)診療所/ 東京国立市東2-14-3(自由診療予約制)  
   
 
 
 


2012年7月号  自称雑学者のひとりごと。「人の世の立て直しは?其の一」

今世界中が混沌としている。というのは、ある意味考えるチャンスを与えられているとプラス思考がよい。
一番大きなテーマは何といっても貧困問題の様である。人が生きてゆける最低条件「医、食、住、教、法」の確立と自立(為生存市中雑学論 2010年10月Wang,Rui-Yun 提論)がどうしても平等に人の手に渡せないのだ。 どこで悪循環をたち切るか?特に「貧困の次の世代への先送りが心配」と日本で国会議員の阿部議員(小児科医)がテレビで言っておられた。
私が子どもの頃、母が生活保護の申請をしたことがあった。市役所の人が、「子どもは中学で教育を辞めなさい」といったそうだ。しかし母は考えたそうだ。貧乏人ほど、学習しなけっれば、次の世代もまた貧乏に成る。そして私達に、「人はどう生きると良いか?」を教えて呉れた。
具体的に言えば、世直しの基本は、身の置きどころを確立させることでないか?第二次大戦後、かつて戦争難民として4〜5才の時、放ろうの生活をしていた経験からしても、2005年の自己破産で 全てを失った直後の立場から言っても、「住」の問題は大切である。 従ってどこの社会でも、世の中を立て直そうと思えば、まっさきにやるべきは、「人々に住む所を与え、生活を安定させる」ことと思える。 日本は、狭いと言われていても考え方により、まだまだ広い。アメリカに到ってはまだまだ人 々に耕す場所(自給自足をうながす) 場所を提供することから始まる気がする。子供達、若い人々ですら、「時は金成り」なのだと思う。その土地は借地としてテント村に 居る人々、路上生活者に貸すことだ。そして皆さんにそこで安心、安全、安定な生活をしていただき、「まともな食べもの」を なるべく食べてもらうため、自給自足を指導してゆく。そして一番大切なことは子供達の教育である。私は小児科医として 漢方内科医として開院して40年以上になるが、いつも思うことは「人のすばらしさ」である。

「人は何とでも変わる!」

子供達には、ジャン・ジャック・ルソーが「エミール」の中で云う様に親のまず子供に与えるべき教育は「何を食べてよいか?」ということである。食べものについての 知識知恵である。男の子、女の子関係なく自分で食べものを育て、自分で料理をしてたべるという教育が子育ての基本となる。 それから、私が提言するのは、各々の社会の古典により現代文までの言語をきちんと教育することで、これは手抜きしてはいけない。 そのうえで「地球語を1つ、2つマスターしてね」と私達は伝え続けている。子供達が小学校に入ったらおこづかい帳をつけさせ、 日記を書き続けるクセを持たせる。これが将来へ向けても教育の基本となる。 私の人生の経験では、赤ん坊は好きで生まれて来たのでなかった。しかも生まれた場所、家庭、社会、時代環境の違いで、本当に不平等だ。 何故他のきょうだい誰一人病気もしない中で私がいつも病気しているのか?兄 弟が学校でもよく出来た人々だった(本人達も努力家だった) のに、どうして私ばっかり頭の理解度や記憶力が弱いのか?ずっと考えていて、結局は生まれたのは天命(人のわからないこと)、 そして人は生まれながらにして性悪で、不平等で、自由とか人権は要求する方がむなしいと判ってやっと納得出来たのだ。 そんな不自由なきびしい現実から抜け出せる方法の具体的な手段が住の安心、安全、安定と教育となった。 きっと良い結果が出せる。「社会」の仕組みをきめることが出来る力ある強い人々の方に提案する。まず最低生活であえいでいる多くの人々に

・住「貸与で充分)確立。将来は自立へ。身の置き所である。人は透明人間でない。
・教を確保、自立する力をサポート
その始まりが各々の母国語を古典より現代文までマスター プラス地球語1〜2個身につけられるように、昔から日本では読み書きソロバンと 言っている。学校での学歴はあくまで一ツの手段で、「教」の基確を確立自立させれば子供達、若い方はどんどん自分で学べる。
・食べものは極力自給自足、地産地消を。 人の体は、食べもので出来ているのだから。

大至急この食、住、教に手をつけて実行してゆけば、生活保護費や色々な補助金も少なくてすむようになれると思う。 以上が自分の足元の弱点問題点を解決する方法だが、大切なことは「人は好きで生まれて来たのではない。 でもこの世に生れた以上は苦しみたくなく 、悲しみたくない。自分が空腹で苦しいのと同じように、そして生きていたいように、 他の人々も皆同じ思いでいる。」と理解することで、どこの社会でも安定してゆけると思う。そして、天を汚し、 大地を傷つけることは自分の首をしめると悟ることだと思う。私からすれば、一度も「選挙にて投票する」という経験もないので、 あくまでも私の頭の中での勝手な空想にすぎないのかもしれない。現実はそう簡単なものではないのだろうと思うが、とにかく、 今世界中の人の世の不安定さ、逆さピラミッドへの傾向、(上にいる人々の一人が所有する財産と最低悪条件下で生活する 人々の所有する財産の差)は、あの1950年8月の私の経験を思い出す。 「逆さピラミッドを作ってしまうとひっくり返るのよ。中国は四大家族が大部分をもってしまい人々は乞食のようにみじめだった。 復しゅうは力を使っては成功しない。智と愛と徳(天地人の教え)で始めて成功するからね。」と教えて下れた母の言葉を思い出す。 以上、テレビのニュースを見て思いつくままに書く。 子育て、人育ての最低条件。多くの子育て中のお父さん、お母さん達に聴かれてきた。そのたびに答えて来た私の解答である。

・子供は好きで生まれて来たのでない。全く不自由な立場、身分である。
・大人は、子供を生むか生まないか?選択できる。
その点で少しは、子供より自由選択権がある。(むろん例外もある)
・従って子供を持 つ以上は、その子に対して責任がある。 何という責任か?私の考えでは子供に対して「生まれたくなかった」と言わせない責任が大人にある。

そのためにはどうするとよいのか? 人は放っておいてエサ(食べもの)さえ与えておけば「人として育つ」ものではない。(K・ローレンツ博士の言葉)大人、親が子供達に伝えねばならないこと。

イ:社会、他人にめいわくかけたり、悲しませたり、苦しませてはならない。
ロ:まず、男女関係なく自分自身を養う力を持つこと。毎回の食餌代、住居代、電気、ガス、水道、その他の生きるための費用がいる。この力は、教育を受ける、学習すること(学歴や学校教育とは限らない)で作られる。
ハ:更に他人(自分以外の人) を養う力があれば結婚して子供を持って良い。
ニ:更に力があれば、社会にお返しすること。

以上ロまで子供に力を持たせることが出来れば、親として上等である。それ位子育て、人育てはむづかしい。

(次号へ続く。)



                                    王瑞雲(Wang Rui-Yun)

 

 

 

 
 
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