王瑞雲/OhZuiun/診療所・東(ひがし)診療所/ 東京国立市東2-14-3(自由診療予約制)


2012年 11月号  J-TIM Research よろず相談室①

(質問) 27才の息子について。

私はその母親です。(ドイツ人) 息子は生れた時から神経質で
気性激しくすぐ怒り出します。
それでも会社に勤務しているのですが、余り周囲の人々とうまく
ゆかず、医者へ行けと言われたそうです。
それで行きました。私は西洋医学の薬は好きではありません。
なるべく飲ませたくないのです。
食べものや中国の煎じ茶とか 他の方法で生きてゆける方法はありませんか?

(答え) お医者さんの事は、その通り、薬は必要なときは必要ですから。
但し、お母さんが やらねばならない事は、やってあげると良いでしょう。
人の身体は食べもので出来ていますので、食べもの次第で
性格も体質も変化しています。ドイツ育ち、アメリカでの生活、
その食生活は私の様に日本生れ日本育ちのとは
当然ちがって来るでしょう。でも基本は同じです。
食べものは自然のもの即ちあらゆる人工的医薬品を使用しない野菜や
くだものをその季節に合せて、なるべく自然のままで頂きます。
つまり、私達が生きて居られるのは他の生物の生命を頂いて、
自分の体内で自分のエネルギーに作りかえていっているのです。
ですから「生命ないものは口に入れない」
他に皮フからの吸収、空気、水などにも当然気を使います。
それから日本語で言えば地産地消、
アメリカではどう表現できるか?判らないですが、
その地域で収穫出来たものは、その地域で消費するという考えです。
食べもののグローバル化はやってはいけないと私は考えます。
300数十年前に書かれたルソーの「エミール」の中でも、
身近なものを食べるように言われていますし、日本の伝統食は
きちんと実行する知恵が詰まっています。それから「遠くのもの」を食べる
その「遠く」の意味が私は始めの内判りませんでした。
結果的に生物学的に遠くのものが身体に良いと判ったのです。
人類、哺乳動物、鳥類、魚類、植物と順々に遠くなりますので
植物を中心にした、繊維の固いものをよくかんでたべることです。
又、「一物全体食」といって生命を頂戴するためには、
根から葉、つるまで食べる。お花も口にして
くだものも皮付きでたべるようにすると良いのです。
甘いもの、油っこいものをへらし、睡眠を充分にとり、
そして家庭内は暖かく協同一致という形にもってゆければ、
本人のイラ立ちも少なくなります。社会においては、大人同志
いじめ合っているので、子供達がマネしているのですが、ものの考え方として
生きて居なくては意味がないですから、自分が抵抗出来ないと判ると
さっさとにげるのが勝ち。私等は、もの心付いて以来
大人になった今も「人の世とはこんなもの」と判っているので
職場だってやめてしまうし、住みやすい所へ移動します。
そこから自分の弱点がどこかにあると気が付ければ
それを治す努力をすることで社会生活は楽になります。
漢方薬もありますが診ていませんし、西洋の方に私処方の漢方薬が
合うのか?判りません。専門の方に御相談下さい。鍼灸、ヨガ、
その他色々な伝統的統合医療がありますのでそれもご検討下さい。
以上、まず食事を正して下さい。その地域なりの伝統食を
無農薬無添加のものを。それから養生として睡眠たっぷり。
そして漢方薬は自分に合ったものを専門家に相談して下さい。
6ヶ月程でおだやかな性格の息子さんに大変身されるでしょう。





                                                 王瑞雲(Wang Rui-Yun)