王瑞雲 ブログ。論文。

「新生存学の構築を! ーそろそろきれいに片づけましょう!新コロナパンデミックー」  王 瑞雲 Wang Rui-Yun

2021.7.25

人は時々立ち止まって、来た道を振り返る癖が必要と思います。 私は10歳になる前から病床に就くことが多かったものですから、 ひょいと自分の身体を飛び出し、空の上から自分の姿を視る、そんな空想にふける癖が ありました。今この年にして、集中して、自分の仕事や自分の人生の総括をしている のですが、今、日本から皆様の不安が届きます。

世界のトップの皆さんが必死にこのパンデミックの繰り返しを、終わらせようとして、 日夜研究に、対策会議に時間と労力とお金をかけて、努力を続けておられる、 そのご苦労を私は理解できる気がします。だって人々の生命がかかっているからです。 そこで私は、感染者になる可能性のある人すべてに、 感染者にならなくて済むそのコツをお伝えしておきたいと思います。 この新コロナパンデミックで、私たちは沢山の学習が出来ました。

多くの生命が失われましたのは本当に残念です。先日孫が二回目のワクチンの副作用 で苦しんでいましたのを目前に見て、本当に怖い思いをした私です。 幸いいつもの調子で、ことなく納めて孫は普通になりましたが、 本当の医療知識を知らない人々は、慌てふためいて、病院へ、保健所へと 連絡するでしょう。当たり前です。孫が苦しがってのたうち回り呻くのですから、 祖母として、平常心にしていられないです。

私は世の中で今のような現象が起こるかもしれないとは予想していましたので 来られる皆様に「見えにくい、静かな戦争」とお伝えしていました。

まず基本としてご理解していただくことがあります。

1:人は生まれもって性悪<陰>であるという事。 本能、自己愛ですので、悪ではありません。 生きる力です。生まれた後は正しい教育<陽>で、中和をしなくてはなりません。 初めて中庸な普通の人になります。教育をするとは 自分を教育することで何時も「本当のことは何か?」真理を求め続けることです。 その本当のことを知るとは、いろいろな視点から学ぶことで、 一つのテーマについても沢山の立場の違う人達から学習する必要があるのです。 子ども時代ほど、大切な時期は有りません。

2:人は生きていなければ、何も始められません。 そして人は自分で自分を生かす以外方法がないのです。 お医者さんでもお手伝いさんです。

3:新コロナビールスでもこれから出てくる、いろいろな微生物とのおつきあいででも、 人の身体は一人づつ違いますので、付き合い方も違います。

4:人の身体は、食べ物で出来ていますし、人はまた食べ物にする生物の生命を いただいて、自分の生命に作り替えているだけです。 ですから生命ないものをいくらお腹いっぱい食べても、 人の生命力とはならず、むしろ自然界にないものは、体内で「食毒」として、 たまるだけです。もろもろの病気の原因となります。

5:一枚の織物を作るには、まず「しっかり縦糸を張ること」と教えてくれた専門家 がいました。本当の医療とは何かと考え、研究した結果も同じでした。 本当の医療とは、数字で表せるデータでなく、 その人が「普通に元気にぴんぴんと働き、コロリと逝ける人の状態になるように、 手伝う」ことです。医学と医療とは、別物です。 デジタル数値は、それであらわせないことがたくさんあり、 私たちが人体を理解しているのは、本当に少しだけで、 ほとんどが未知であると考えるとよいと考えます。 ですから人体は小宇宙と、言われるのです。

6:私は縦書き文化の医療知識と横書き文化の医療知識を考えているのですが、 その両方がある社会の中で「日本の社会」は代表格だと私は考えています。 もっとも私が日本生まれで、日本のことは少しはわかるけど、 その他の社会はほとんど知らないから、そう考えてしまうのかもしれません。 でも経験上日本には世界中の知恵が集まり、何でも学習できる、 そして素晴らしい人たちもいっぱいおられる、と考えているのです。 日本にあることは、他の世界でもあるでしょうと想像しているのです。

7:私は日本伝統統合医療は世界一だと信じています。 まずお金がかかりません。子ども時代、私の医療費はすごかったようです。 他の家族に申し訳なかった思いです。 母が自分で家で時間かけ丈夫にするというのに、私を溺愛していた父は、 母の目を盗んで、西洋医へ連れていき、いろいろ鼻をいじらせました。 最後の阪大で鼻の手術をした時、教授が言われたのです。 「子ども時代に随分耳鼻科に通ったのですね。いじらなければこんなになりません 、最後の手術をしてあげます。今回以上耳鼻科で手術したら死にますよ」 そして最後の手術を受けました。そして同時に私の骨髄が非常に悪い状態と 分かったのです。でも脾臓摘出を断り生き延びました。 ですから医療にはお金はかけない方法を研究続けてきました。 そして日本の伝統統合医療は身近で良い結果が出しやすいのです。

8:私は本物主義ですので、皆さんには身近に何でも相談できるお医者さん、 できれば漢方にも詳しい医師や、薬剤師、鍼灸師その他の医療関係者と 普段から親しくしておきなさいよとお勧めしています。

9:保険診療で窓口支払いは安いのですが、見えない部分の金額も考えれば、 それが良いのかどうかが分からないです。 この十年来、私に病人たちが訴えていたのは、 『先生が私の方を向いてくれなくて、私の顔も見ていない、診察することもなく、 画面ばかり見て、薬だけ出してくれる』との苦情でした。 アメリカの友人も、そういっている人がいました。 結局は自費でも見直してもらわざるを得ない状態になります。 ですから私は数十年前から皆さんにはご自分で医療の基礎を学習してくださいと 書き続けてきました。

10:図書館や古本で良いですから、健康や手当に関する本を多読してください。 同じ手当てでも違うことが書かれています。同じテーマでたくさん読んで、 その中から学習するとよいのです。ご自分で学習ノートを作りなさい。 本当のことを学ぶには一生かかるのです。 歴史の本ですら、多読は必要です。人は同じ人がいなく、同じものを見ていても 解釈、感じ方違うとご理解ください。一人の意見を丸呑みしないことです。 ネットでは特に気を付けてほしいですね。

11:人の体は食べ物で出来ています。私の経験では、正しい日本の伝統食の指導で 特に子どもたちの病人を減らすことが出来ました。 食べてよいもの、口に入れてはいけないもの、まぜこぜで売られています。 その基本を覚えさせることが、子ども育ての始まりです。 「売られているものに、体に悪いものがあるはずは、有りません」と17歳の時、 私に飴玉をしゃぶるのを注意され、口答えした彼女は、23歳で癌死しました。 そうです。今世界中、不健康になる「食べ物もどき」も、たくさん売られています。

12:人の人体の構造を理解してください。子ども達と一緒に解剖学の本, 家庭用にも売られていますので、大人が一緒に学習していただきたいのです。

13:その後に各内臓の働きを学習してください。生理学です。 私が希望するのは、高校卒業するころは、 すべて今の看護婦さんの医療知識位は、常識として子ども達に持たせてあげてほしい。 そうすると子ども達は、どうすれば自分の生命を守るとよいか。 生活の仕方も行動の仕方、衣服の付け方、話し方 全てが学習できます。 私は実利的な性格ですので、「これって生きて行くのに必要?」と 考えてしまうので、かろうじて今も生きています。

14:ツボ本をもって学習しておくと良いです。 これも日本には売られています。武術の先生方の本は便利でしょう。 身のこなし方ひとつで、危険から逃れて人たちもおられます。 人は動物ですから、とっさの動きができるようにしておく必要があります。 私は『導引」「ヨガ」など真似事でもなんでも良いのです。 子どもたちには全身筋肉を使う方法を教えてあげてほしいのです。 家族でなさるとたのしいですよ。私の息子親子は空手で楽しみます。

15:なるべく生命有るものと触れ合うことが大切です、 今電気機器に囲まれて生活していますが、私はこうした無機質のものは、 人類の生命力を吸収していると感じます。 ですから、疲れると庭に出ていろいろな 庭木、野草や野菜とおしゃべりしたくなります。 昔から自然の多いところで子育てしなさいと言われています。 日本はそれが恵まれているので、「分散して生活しましょう」と私は書き続けて きました。人は大地と直接触れることが大切です。私は「地霊」を信じています。 化学薬品で汚染しないこと。雑草と言っても生命があります。根こそぎ枯らしてしまい 土に中の生命も殺してしまうのは、そうした生命毒は人類の首も絞め続けると 考えています。

16:縦糸になる「縦書き文化の医療知識」は皆さんは簡単に手に入れることが出来ます 。その基本が「正しい日本の伝統食」でこれを学ぶにも、沢山のチャンスがあります。 ネットでも書物でも、雑誌でも載っています。片っ端から良いとこどりして 御自分のノートを作ってください。そして各人が自分で子どもと一緒に台所で作って 食べてみてください。心の中で「生命を頂きます。有難うございます」と 感謝の気持ちで食べることです。加工しすぎず、なるべく素材そのものの味で いただくのが良いのです。 時間的節約で、ポイントを書きます。無農薬玄米の利用、無農薬全粒粉、雑穀の利用。無農薬野菜、野草、木の実の利用。小動物、小型魚類海産物、、少食で良く噛んで戴く。

17:今世界中天地異変が起こり、季節らしくないし、自然災害も頻繁に起こっています。 出来る限り無駄な電力も電磁波も使わないことが必要になるのですが「便利さ」を 知った私たちは、なかなか「不便」に戻れないのです。 私の方法は、「生きる上で必要なもの以外には、 お金をかけない」努力です。収入がなくなったら、 それなりの生活を考える以外ありません。

18:本当の医療活動。其れは生きるための一つの手段に過ぎません。 目的でないのです。健康でさえ居られれば生きていられるのでないとも 学習できました。 そして「新生存学」が出来ました。 下地は、私が2010年10月10日、朝の五時、 カルフォルニアのホテルのベットの中で、頭にひらめいた 「医食住教法」の5文字でした。 そして私はすぐ飛び起きて『為生存市中雑学論」を書き上げました。 発表はせず、寝かせて置いていました。 そして今新生存学として、皆様にお伝えしています。

19:ところでこの衣食住を確立、自立させるためには、 いかに「法」が大切かわかります。 ご存じのように公的な「法」は、とても大きな力を持っています。 正しいか?正しくないか?関係ないのです。 人の世界は多くの雑多な人の集団ですから、 まとめるために公的「法」は大切です。 それは皆様の一人一人の選択力に依ります、 基本は公的「法」を作る人々の質に依るのです。

20:公的「法」がしっかり確立、自立して人々が普通に生活出来、ぴんぴん働いて コロリと逝けるようになるには、一人づつの「個人の法」が大切と分かりました。 つまり道徳観、宗教観をはじめ各人の信念、自己哲学の確立と自立です。 つまり「生きていけるには自分ならどうするか」であって簡単です。 私は死にたくないのです。そして苦しみたくもありません。 私と同じように、すべての生命有るもの、 人同士はじめ他の生物だって同じでにか?

21:そのためには「教」が必要になります。 「教」は自分を教育することで、常に「本当の事を求め続ける」ことです。 其れを子孫へ伝える義務があるのです。 全ての人がメッセンジャーとしての天命があります。 嘘の情報、うその知識。は役に立ちませんし、むしろ害になります。 その本当を学習するのに手段が言語です。

私は50数年前に子どもを授かった時、3か国語の教育と専門職を持たせる必要を感じ、 実行しましたし、来られる子どもさん達や大人たちにも伝え続けました。 今は私は臨床医ではなくなりましたので、皆様にお伝えしています。 子ども達は親の国籍名は関係ありません。性別の関係しません。 生まれた場所の地霊と言霊で、その場所「大地の子」となっているのです。 そして子どもはすべて「宝石の原石」です。仮に先天性障害児でも、 私はその人から沢山教えられました。 今世界中の大人達がどのようにこの原石をみがいてゆくのか? 一人一人の大人が問われています。

まとめ

以上が私から視た、新コロナパンデミックの騒動です。 縦書き文化の医療をしっかり実行して、それに横書き文化の医療知識を入れてゆき、 一枚の織物を完成させる時が来たのです。 きれいに仕上げるのに、世界中の一人一人の力が大切です。 日本はそのリーダとしての役目があると考えています。


〈文責 王 瑞雲〉