王瑞雲 ブログ。論文。

「新生存学の構築を! ー地球全体で起こっていることを想像してみましょう!ー」  王 瑞雲

2020.12.22

私が中学2年生の時の、京都平安女学院の理科の授業の風景を今思い出すのです。それは「想像する力」がどんなに大切なのか、大人になって、そしてもうすぐサヨナラするのだと感じているおばあちゃんになっても、それはすごく有難い大切な力だと思います。「左手の掌に地球を載せて眺めてごらんなさい!地球は今はどんな状態になっているのでしょう!」という、とても楽しい授業時間でした。それ以来私はそうして地球上を時々パトロールして地理や歴史を自分で学習し続けているのです。

ニュースで先日は日本の「ハヤブサ2」が小惑星から5・4グラムほどの砂を採取して、地球へ届けてくれました。そして「ハヤブサ2」はそのまま次の目的地へ飛んで行ったそうです。中国ではお月様まで無人月面探査機「じょうが5号」が、12月中頃やはり月の土壌を採取して地球に帰ってきました。両方ともその分析研究はこれからが楽しみですが、それにしても人類の科学の力はすごいと今更ながらに感心します。

さて地球の周りには、宇宙ゴミが沢山漂っていて、それはいつか引力の関係で地球に引きずり降ろされるか?その時は火の玉になって地球の上に降り注ぐそうです。いつそんなことが起こるかわからないけど、「ノストラダムㇲの大予言」の「火の大魔王」となって人の頭上に降りかかってこなければよいのだけど。。なんて心配する私です。其れに日本では54基と言われますが、世界のあちこちにはたくさんの原子力発電所があり、海に潜ったままの原子力潜水艦もあると言われています。原子爆弾に至っては地球上ですでに、12000発もあって地球が8個分壊せます。それでも力足りないと、ある国ではもっと小型の原発が良いと民間製造をしているというのです。そのほか先日のネットニュースでは、マイクロプラスチックの大気汚染が出ていました。海の中だけでないそうで、本当にびっくりです。空気を吸っていたら、プラスチックを吸い込むことになり、鳥たちすらも生きてゆけない世界です。そうなる次は地表の動物たち、人類だって同じ、窒息するのですが、それはじわりじわり、真綿で自分たちに首を絞めてゆく状態なのです。何十年先には海のプラスチックだけでなく、ゴミも含めれば、世界中で海の生物より多くなるとか、もう地球は生きてゆけない「ごみの星」になってゆきそうです。

其れだけでありません。昔よく私も赤ん坊だった息子たちに使っていた、ベビーパウダーやネイル美容で使われているのや、ファンデーションの素材の中のタルク〈滑石という鉱物〉が、発がん物質となるという報告。人が今生きているのは本当に奇跡だと思えるのです。

ここまで想像していたら、また新しいニュースがありました。ある国が宇宙戦争を想定して「宇宙軍」を結成したそうです。その軍機の副操縦士が、なんとAIだそうです。嘘か本当か⁈ でも考えて見ましたら随分前から「キラーロボット」という言葉もでていましたね。カブトムシのように、蜂のように近くまで寄ってきてズドンです。何処で誰が、誰を狙っているのか、わからない。そんな世界が来るという話でした。

さてこの一年地上では何が起こっていたのか、自然災害は相変わらず、それぞれの場所でそれぞれに大きな被害を起こしていました。たまたまでしたが2020年9月11日と20日に私はアメリカ、ポートランドの上空にいました。空の上から地球を眺めるという生活を十数年続けている私ですが、今回の経験では言葉にならない衝撃を受けました。人類なんて、どんなに科学が発達して偉そうなこと言っても、何のことはない。天地人で考えても、「本当に小さな子どもだ!」自然の大きさに比べたら、「人類なんて、そこいらの草木と同じレベルだ」と感じたのです。

地上では未だに新コロナという小さな微生物に振り回されているし、変異腫が出たと、深刻になっています。新コロナやもろもろの病気の恐怖よりも、もっと深刻なのは、人が生物として最低の生きる要素条件が全くどこの社会で考慮されていなくって、力なき人々は声を出すこともなく、静かに去ってゆかれる〈自死、餓死,凍死等〉、でも物事を決める人々は、おなかすかせる経験も、寒さで苦しむ経験をしたことがないので、気にすることもできないでないと私は想像しています。確かにこんな大変な時は責任者は本当にお疲れでご苦労様と言いたいです。でも人は経験をしたことがないと、何でも他人事で片付くのです。

私は日本生まれで目の前で多くの人々が焼き殺される経験もましたし、日本国内で難民生活で生きるか死ぬか、経験してきました。1945年8月15日、玉音の放送中は二番目の弟を山の中で焼いていました。未だに私が元気なのは「普通の人がどんな時でも泣かずに生きられる、最低要素条件は何か?」を研究するためです。西洋医学的な考え方で「新コロナ=敵」で必死にやっつける事ばかりに皆さんは夢中になっておられる。長年「生き残る方法」ばかり研究していた私からすれば不足ですし残念です。どうして「人が生きる」ということを考えないのかしら?人は病気でだけ、医療問題だけで生死が決まるのでない。健康な人だって死にます。それは力です。ずどんと一発打ち込めばすぐ死にます。寒すぎて体温を維持できなければ、山で遭難するように死にます。そしてお腹をすかせればすぐ動けなくなります。今世界ですぐ手を打たなくてはならないのはお金を配るだけでなく「医〈衣〉。食。住」の現物支給です。急いでください。世界から一人でも犠牲者を減らすために行動するときです。もちろんワクチンも治療薬も必要になるでしょう。

でも人は自然の産物、きちんと人として生きてゆける社会条件を普段から整えていれば、今回の新コロナのような騒動は起こらなかったかもしれないと私は考えるのです。今地球を掌に載せて眺めていれば、地球の表面には74億人近いホモサピエンスが地表にへばりついて生きています。素晴らしい力ある人々もたくさんおられるかもしれませんが、一日200円足らずの生活をしておられる人々が7億人近くおられるという話です。人は生まれもって不平等で、不公平です。本当です。そして自由なんて持つことはできません。海も空も汚れ切ってしまい、若い人々が希望をなくしてしまう現代の人間社会、科学的な知識の使い方はこれでよいのだろうか?原爆の父と呼ばれたオッペンハイマー博士の伝記を読んでいた、平安女学院での図書室、今から68年ほどの前ですが今時々思い出すのです。「本当の医療は病気を治すだけででなく人を生かす方法を実行する事」と教えてくれた日本での医療学習。少しでもお役に立てればと、おこがましくも書かせていただきました。これからもっと厳しい寒さに向かいます。「天は自ら助くる者を助く」と言われます。今人類へ与えられた天からの試練と信じる私です。




〈文責 王 瑞雲〉