王瑞雲 ブログ。論文。

「新生存学の構築を! ー新コロナから学習したこと。西洋医学、医療の考え方と東洋医学、日本伝統統合医療の考え方の違いー」  王 瑞雲 Wang Rui-Yun

2020.12.13

今世界中が大変に苦慮しています。訳の分からない子ども達や、赤ん坊でも何かを感じておられるでないか?社会のトップで、指揮を執っておられる方々のご苦労が想像されます。本当にご苦労様としか言いようがありません。「しぶといなあ。まだ生きとったんか!」と言われたり、それはもう現世の地獄の中でも、平気でマイペースで50年という時間を、日本で「人間観察」や、「人の世」の研究を続けてきた私です。少しはお役に立つかもしれないとパソコンに向かっています。私は日本語しかできませんがお許しください。

1:物事を考える時は、まず左手の掌に地球を載せて、大巨人になって、地球を眺めてください。今の時代は科学が発達して、先だっては日本の「ハヤブサ2」が素晴らしい研究資料を宇宙から採集してくださったのです。生命の始まりが分かるかもしれません。そして中国はお月さんまでロケットを打ち上げ,「じょうが5号」というそうですが、それもどんな研究資料を持って帰ってくれるか?それほど科学が発達している時代で、人類が微生物を相手に、慌てふためいているのです。私は「いやなことが起こったら、まず自分を点検して。。。」とお願いしてきました。仮に患者さんが「具合わるいです」と言われ、来診されても、まずそのいきさつを詳しく聞きます。その症状が出る原因を考えない限り、同じことを繰り返すからです。

2:今回しみじみと医療におけるものの考え方の違いに、少なからず驚かされています。まず西洋医学、医療の考え方は、私の理解ですが、具合が悪かったら、「原因は外にある」と考え、一生けん命、「敵」を探し出そうとする。あるいは作り出す。「敵は許せない」としてとことん「やっつける」という手段を取るのでないでしょうか。それで化学物質で抗生物質、抗ビールス剤などあるいは、自己免疫抑制剤などが作り出される。つまり表面上症状が消えれば良いのです。人類の歴史の中で人々は、真っ先に研究したのは、「毒物」ということです。人は獲物を得るために毒矢を使い、そして毒物の研究が発達していったと言われます。「毒物史の研究」が、教えてくれるのですが、以後どんどん発達して、今や化学兵器として、世界中で多額な研究費がつぎ込まれているということです。その毒物の一部分が医薬品として使えるのです。農薬、殺虫剤はじめあらゆる生命毒が使われているとのことです。微生物だって必死に生き延びようと抵抗しているのでないでしょうか?抗ビールス剤でもどんどん効かなくなるのでないでしょうか?とにかく人が「自分に責任がないか?」と内省しない限り、そして「自分の能力不足」を内省しない限り,いつまでたっても戦いは止まらない気がします。

今回の新コロナは、天から人類へ与えられた反省のチャンスだと私は考えるのです。東洋医学、医療、日本の伝統統合医療の考え方は、少し西洋医学での考え方と違う気がするのです。私は東洋医学でも専門家というほどの力はありません。せいぜい日本の伝統統合医療の方法で、患者さんを減らすのに成功したぐらいです。その立場で言わせてください。

まず人が生きて元気に最低生活ができる為には「衣食住」が保証されていなければなりません。治療として薬を与える前に、その体の横たえる場所的条件がそろわないといけない。安心して暖かくしてゆっくり病弱な肉体を横たえる、場所が保証されねばなりません。そして当たり前ですが、暖かい水分、栄養バランスの取れた本当の飲食物、病気を予防するにお金がかかる御馳走は要りません。急いでその社会全体を点検して「衣食住」のきちんとそろわない人々にお金をつぎ込み、サポートが必要です。特に子供たちや女性たち、勉学に力を入れなくてはならない若い人たち。障碍者やとにかく生活条件が悪い人々の生活が十分最低生活ができているか?点検してください。とお願いしたいのです。

一方能力有り、元気な人々には、注意しながら仕事を続けていただくことです。社会全体で人々に仕事をさせないことは、社会は一つの有機体ですので、完全なロックダウンは人体で言えば「代謝を抑える」ことで、逆に非常に危険です。人はもともと「動物」で「動けない」ことは、「狭い檻に閉じ込める」ことで、肉体精神ともに病人を作り出してゆきます。ワクチンや治療薬のことだけとくらべれば、その後の損失を考えれば、すべての人の最低生活の保障追加は社会全体でお金は逆に節約できます。

そして医薬品は副作用がない、安全性をきちんと確認してから使用すべきです。東洋医学の考え方は「発熱」一つに対しても西洋医学とは違います。有名な故矢数有道先生の本に、こんな一節があります。「寒ナル者ハ之ヲ熱シ、熱ナル者ハ之ヲ寒ス。」新コロナの患者さんをきちんと診察できているのでしょうか?世界中にはたくさんの東洋医学、医療の専門家がいます。急いで西洋医の立場からだけで無く、東洋医学的視野で診察を並行的に診ていただきたい。そして私の経験ですが日本の素晴らしい伝統統合医療の考え方を取り入れて、地球上でおなかをすかせたり、寒さで震える人が一人でもいないように、それこそ地球上をパトロールしていただき、早く手を打っていただきたい。

緊急非常事態においては、もう国籍も性別も年齢も関係ありません。微生物さえ必死に生き延びようとしている今、人類は自分たちの至らなかったことを知って、早くに手を打っていくとよいのです。生命あるものの中に敵はいない。まして人類の中には敵を作ってはいけない。みんな天からの授かった生命として、共存する方法が必要という気がします。それが私が学んだ、実行できているかは別として、日本の伝統統合医療の精神と考えています。利用できるものは利用してよいのでないでしょうか?世界の各社会のトップの方がた、どうか心身ともに働きすぎないでください。お金の使い方が平等でないと言われるかもしれませんが、最低生活者の人々の底上げが、一番の「その社会を健康にする方法」という経験をしてきた私ですので、おこがましいですが書かせていただきました。

今は世界中で、これからの経済生活の見直しが始まると言われています。そんな中で、それぞれの社会で「ベーシックインカム」という案が出ているそうですが、まず考えないといけないのがあります、法律で決める時は、決める人は、まずご自分で「経験すること」です。「月々いくらにする」と決めるなら、まずご自分が「その金額で生活してみる」という経験が必要です。自分が生きるとは、周りの人々が生きてゆけるのを助けると教えてくださった日本のご先祖さんですから、まずご自分が見本を示して経験してほしいのです。そして「天はいつも見ておられる」と考えて,実行していただきたいのです。私の様な専門家でない、ばあちゃんがあれこれ言うのは、「本当におこがましい」と知っていますが、どうかくれぐれのもご検討くださればありがたいです。私の体が後どのくらい有るかわからないですが。

どうしてもきちんとやるべき事をかたずけ、「飛ぶ鳥跡を濁さず」とサヨナラしたい、私は自分のためにお願いしています。日本へ帰る飛行機が計画通りに飛ばないで、スケジュールが狂ってゆくのは哀しいです。時間は待ってくれません。ロックダウンで感染予防という西洋医学的な考え方も仕方ないかもしてませんが、マイナス数十度の路上の生活。法律を決める人々は、まず最低条件に生活する人々と同じ経験をすることで社会から病人を減らせる方法が学べます。私は自慢するのでないですが、そうして自分で経験して今日に至っていますので、皆様にご提案することが出来ています。いつの時代もどこででも地球を掌に載せて、地上で問題が起こっていないか?パトロールして、この小さな地球が壊れないように、考えていなくてはならない。そのためには、力を使わないことが大切です。人類が自分で墓穴を掘っているといわれる今の時代、いつも50年後、100年後を生きる人たちのことを考え、大人として考えて、ビールス、細菌たちに対処してほしいです。

今回の新コロナはほんの始まり。どうか東洋医学、日本伝統統合医療の考え方も取り入れて、そして私たちに自由に活動させていただきたく、全世界のあらゆる社会のトップの方にお願いしたいのです。空想好きで時々地球上を飛び回っては、見回る子どもの時からの癖は、今も元気で活動しています。頭がおかしいとバカ扱いされるかもしれないのですが。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を世界の人はご存じですか?「どうすれば、観音様は蜘蛛の糸を切らずに、「カンダラ」を助けてくださったのだろうか?」いまだに自問自答するのです。

そして先に書きましたように、「急いで最低レベルの底上げ、それから医薬品、ワクチンの手配」と経験上考えるのです。東洋医学、日本伝統統合医療、西洋医学、何でも使える知識を使って、この難関を乗り切って頂きたいと願っています。今は主義。主張。イデオロギーの違い関係ないのです。人類対微生物のお付き合いで人類は知恵を出し合う必要があるということだと思います。天は人類のやっていることをきちんと見ておられ、その回答は数年後に出ると思います。「天」というのは私が勝手に子どもの時から考えている「人間の力以上の偉大なる見えないもの」で特にどの宗教団体にも入っていない私です。宗教上違いでトラブル必要もありません。人がいる数ほどに考えや感じ方も違うのですから、他人様を苦しめない、悲しませない限り、何を信じてもてもよいのでないでしょうか。私はですから、まとめて「天はすべてを見ていてくださる」で片付くのです。本当に長々と書きました。お読みくださり有難うございます。




〈文責 王 瑞雲〉