王瑞雲 ブログ。論文。

「新生存学の構築を! ー新コロナで産後鬱が増えたそうでー」  王 瑞雲

2020.11.17

本当かどうかもわかりませんが、日本で産後鬱が増えたそうですね。 さて長い間何でも相談屋を兼ねて、日本の伝統的な統合医療を50年以上経験してきた私から、 女性の皆さんにお伝えすることが出来ます。

まず、生物的に女性の体はどうなっているか?当然ご存じですよね。 私は5歳の時に医学絵本を与えられ、その環境で育ったものですから、 とにかく人体の不思議にとらわれ、「自然の中の人類」を考え続けて今に至るものです。 好き嫌いは関係なく、一応女性の体は、子どもが生めるようには作られています。 でも例外もありました。ましてこの数十年はいろいろな原因があるのですが、 子どもが作れない人たちも増えています。私は小児漢方医として仕事をスタートしたのですが、 時間が経つほどに、何でも屋になってしまいました。それで、まず皆さんにお伝えしたいのは

1:人の体は、食べ物で出来ている
2:人は、その時代、その生活場所によって、身体は変化し続ける。
3:人の身体の中にはたくさんの微生物が住んでいる。
4:人は肉体と精神とすべて含めて、一つであり、切り離して考えない。
5:人は生まれた以上は、日々老死へ向かって進んでゆく。と、
わかり切ったことを再確認していただきたいのです。
そのうえで、時が来て、妊娠、出産という時を迎えるにあたって、苦しまないで 泣かないで、 不安にならないでとお願いしています。

体温計、聴診器、包帯,ばんそうこう などの整理箱を用意、子どもに管理してもらう。 子どもに人体の絵本を上げてくださいとお母さんに頼みます。
そうして この50年間に60人以上の子ども達が、医薬関係へ進んでくださり、 今は社会で活躍してくださっているのです。さて何時でも始められますが、
1:「日本の伝統食」についてご存じでしょうか、少しでも実行できると、 それだけで婦人科系の機能は高まりまります。生理不順や冷え性、生理痛に始まりあらゆる不定愁訴は 少し軽くなります。少しというのは、今の時代は、不調になる原因がたくさんあって、 食餌だけが原因でないからです。出来ることから始めるしかありません。 そして体調が悪い時、感染症が今のように心配される時代は、人の免疫力は大切です。
まず手当としては次に必要なのは
2:養生、生活りリズム,
3:適度な運動、そして
4:不調な時の手当で「自然療法」「民間医療法」があります。
日本には昔から「おばあちゃんの知恵」というのがあり、それを学ぶこともできるのです。 私は日本には世界中の「智慧」が集まっていると考えています。 イザの時どう対処するか?一人づつが自分に合わせて知る必要があるのです。

5:妊娠出産に関しては、私は東洋医学的手当てが良いと考えています。 まずお勧めが鍼灸マッサージの先生方と仲良くなってください、 先生方はよくあなたの体について説明してくださるでしょう。 例えばつわり、逆子、妊娠後期の高血圧症なども鍼一本で対処できます
6:そして次は漢方薬です。今は薬店さんでも売られていますが、 専門に丁寧に相談に乗ってくださり、貴女の体に合わせて漢方薬を調合してくださる 専門の薬局も多いのです。そして今は西洋学を学ばれた医師でも、東洋医学に詳しい方が増えました。 私は医療はほとんど独学ですが、基本的に実力はありません。 ですから今の若い方々がうらやましいのです。 若さという宝物、お金で買えませんから。

日本は本当に恵まれています。私は妊婦さんに出会うと、 食餌の注意と、つわりの時、普段の時、後期で浮腫が来たときなどの処方を伝えておきます。 そして、出産が終わって、胎盤が母体よりはがれてもうすぐに飲ませられる漢方薬の処方が あるので、お伝えしておきます。私が二人の子どもを出産した時、 母はすぐ、「生化湯」を飲みなさいと教えてくれました。 でもお金がなくって。私は飲めませんでした。 開業医になった50年ほど前から、私は妊婦さんにお伝えしています。 鍼灸師の先生にお世話になりながら、漢方の先生と親しくなりなさいよ。 そうするとおさんは楽ですし、子どももすくすく育ちますからとお伝えしています。

出産後鬱に限らず、産後の不調を予防するには、出産直後〈胎盤が離れた時〉から、私は60日間は これらの産後の女性のための漢方薬を、お茶のつもりで飲むことをお勧めしています。 もちろん養生、食養生は基本です。私は台湾式を母からずーと学んできたのですが、 2000年ころより、日本に住む人は、日本の伝統食が基本と経験しています。 人の体も地産地消でゆくといい気がしますね。

1:生化湯〈せいかとう〉出典、伝青王女科
 薬膳情報の一方剤として、ネットに詳しく出ていました。  日本では漢方薬専門店にご相談なさるのが良いでしょう。 私の経験ですが、むやみに泣けてきたり、あくびが出ても眠れない、 女の方、子ども、などには甘麦大棗湯〈かんばくたいそうとう〉という処方があります。 男性でも女性的なタイプの方には聞きます。お産の後私は自分で飲みました。 どうしてかわからないのですが。むやみに涙が出て、恥ずかしかったです。 たぶん軽い産後鬱かな?今でもいつも携帯しています・

2:芎帰調血飲〈きゅうきちょうけついん〉
という処方が保険診療であります。エキス製剤です。   以上のどちらかを出産直後から60日は飲んでいただくとよいのです。 婦人科の先生方はご存じの医師も多いと思います。 私も産後鬱の患者さんや産後強烈な頭痛で苦しんでいたご婦人を診ていました。 西洋薬でなかなかすっきりしない人たちが集まる所でしたので、 たくさんの経験をすることが出来たのです。 そして産後の養生も大切ですので、それを実行してくださるといいと思います。 日本の伝統食を基本にした日本のこうした統合医療はとても素晴らしい。 ちなみに食養生ですが、仮にお野菜沢山食べるという方でも、 私はこの数十年は葉緑素の補給をお勧めしています。感染症にも抵抗力が付きやすいです。 ご自分でできることは主治医の先生とご相談しながら、ご自分でなさると、とても楽です。 生まれてきた赤ちゃんはじめ、ご家族みんなが幸せになるのは、 女性がにこにこ笑える家庭、社会造りと思いますね。




〈文責 王 瑞雲〉