王瑞雲 ブログ。論文。

「新生存学の構築を! ー公衆衛生上の問題での「治療の原点」ー」  王 瑞雲

2020.11.15

 世界中で未だに新コロナパンデミックは収まらないでいる。カナダでは飲食店に「店内飲食」は、完全禁止との事。トロントでは気温が急に下がり冷え込みが強く、テント内で食事などできるものでない。朝夕は4-5度にもなり、これから冬へ向かうのに、どうしろというのだと飲食関係者が、悲鳴を上げる。ともかく日本の稚内よりもっと北に位置するので、寒いのは自然である。

 世界中で、どうすれば病人が減らせるか?というテーマは、新コロナに限らない。どこの社会でも、保健庁、保健省は必死に考えておられるはずである。公衆衛生学はそのためにある。ところでその社会全体から見て、今回の新コロナパンデミックにしろ、2009年の新インフルエンザにしろ、微生物は人類の天敵とまで言われる。
 新インフルエンザの2009年流行時は、今回の新コロナに比べて、もっと深刻だった。 私の経験で39度や40度摂氏の病人たちが3時間ぐらいで70-80人という時もあったのである。今回の新コロナでは騒がれる割には、私の近辺では症状も軽いし、数も多くない。ただ今回のは社会的に騒がれる。2009年当時はまだ小児科もしていて、何でも相談屋の私から言うと、共通点がある。「医療の原点」である、養生、食養生である。ご存じのようにこれがなければ、すべての医療活動は成り立たない。

 人は生身の人であるから、自然の法則に従っている。その人の生きていく上の自然法則は何か?

 1:まず体温の維持できる環境にいる事。
 2:水分、食べ物の食事環境が整っていること。
 3:そして人は特に精神環境が大切で、不安や恐怖は免疫を落とさせるという事実。

 公衆衛生でまず気をつけねばならないことは、人々の免疫力、抵抗力を落とさせないことで、「1」〜「3」を守り、ゆっくり休息時間を保証することである。
 ウイルスや細菌などの微生物は過去にもこれからもたくさん関係してくる、人類にとって共存すべき相手でないだろうか? 地球は人類だけのものでない。人類は自然の中で、生かしていただいている自然の造り物,用がなくなればまた自然の一部として戻ってしまう。私の経験では、むやみに消炎鎮痛解熱剤は使うものでない。まして抗ウイルス剤という医薬品は作用がある分、逆に反作用もきつい。ウイルスを敵と考えるからである。
 昔保育園の園医をしていたころ、水痘〈水ぼうそう〉の園児たちを診ていて、驚かされたのである。抗ウイルス剤使用の子どもと、使用しないで昔ながらの治療をしていた子ども達の、登園後の健康状態の違い。抗ウイルス剤使用の子どもは体が冷え切って青白く元気がなく、それに比べて、養生、食養生を中心にして治った子どもたち。その体力、免疫力の違いは大きかったのだ。2009年の新インフルエンザの時もそうだった。
 私は50年開業医として人々の健康状態を診せていただいたのあるが、本当は私が学習させていただいていたのある。今総括作業でカナダトロントに居るが、今年一月から8月いっぱいの日本での診療の中で、新コロナでないかと思われる患者さんたちも診ていた。別に脅かされる病状ではなかったが、一番精神的に影響が大きいと思われたのは「社会的制裁の方が、新コロナウイルスそのものよりも、人々の健康を害している」とわかったのである。

 ウイルスに対しては、日本には素晴らしい「日本伝統統合医療」がある。先に書いた、安静安全安定して保温を維持でき、正しい食事道を守ればいいだけである。ただ一つ近年この十数年であるが、補充していただいているのが、クロロフィル〈葉緑素〉である。そんなにお金がかかるわけでもない。基本的に人が生きてゆくに最低の要素条件を守れば、公的機関は十分効果が得られる。人々の経済活動をつぶす必要はないし、人々を苦しめる必要もない。もちろん普段から人々が自分の身を守る生き方をせねばならないが医療の原点は、身近でお金をかけず、よい結果を出すことが理想なのである。マスク騒動も不要であるし、消毒液で体内へ余計な化学薬品を入れる必要もなく、一人一人が自分の身を守るようにと指導してくださるだけで随分変わってくる。医療活動は効果が「ゼロかプラス」であることが必要で、マイナス作用のある医療、お金のかかる医療は極力避ける必要がある。それがむしろ世の中から病人を減らすことになってゆくと、私は経験している。  皆さんも一人づつ、自分や自分の家族をどう守るか? これをチャンスに、学習を始めてみればいかがか?




〈文責 王 瑞雲〉