王瑞雲 ブログ。論文。

「新生存学の構築を! ー頭よい人々は、過去を忘れていないはず、と信じて ー」  王 瑞雲 Wang Rui-Yun

2020.5.19

私は本当に執念深いと自分でもわかります。
なぜなら何十年も「どうしたら普通の人が普通に働いて,コロリと逝けるか?」考え続け、自分の生命を引き延ばしたいために「本当の医療はどんなものか?」と研究を続けてきたのです。どうしてそんなことを考えていたのか?やはり戦争を経験したからでしょうね。

若い人たちの中には「こんな社会はおかしいから、早く戦争を起こして、リセットして作り直した方が良いよ」とまじめに考えていると話してくれた方がいました。
彼が言うには「中学生を教えていたんだよ。馬鹿で勉強もしないし。でも口は達者だったさ。それが今は何だ!すごく稼ぐというんだ。僕は真面目に必死に勉強してまじめに働いて、大きな会社だったけど、体を壊してしまった。途端になんだ。使い捨てだよ。それからはブラックなとこしかないさ。自分が食べるのがやっとだよ。結婚もできないし。。。こんな社会、先生はおかしいと思わない?」憤懣やるかたなく、しゃべってくれます。
もう30数年か40年近いお付き合いですから、何でも打ち明けてくれました。
戦争とはどんなものか?どうお伝えしてよいか?私は考え込んでいました。それを今は伝える言葉がわかりました。
「3月11日の震災の避難所を想像して。そこに焼夷弾の雨が降る状態よ」とか、 「火事が起こったときに、消防車も近所の誰も助けに来ないの。だって町全部が燃えているのよ」と言えば少しは想像していただけるでしょうか?

そんな経験がある私で、あの8月15日、玉音放送が流れていた時は、私は弟を焼いている最中でした。5歳です。 そのときの母の顔が忘れられず、私は17歳で東京に来てから「戦争について学ぶために」、日本の現代近代史を独学始めたのです。

とにかく歴史というのは書く人がいろいろな立場で書いておられます。内から見るもの、外から見た様子。
とにかく歴史は「正しい、正しくない」を決める学問でないのです。「本当は何があったのか」研究する学問と思います。

私が数十年と考えていたのは「東京裁判」という関係本が何冊もありますが、その中でインドの「パル判事」が「日本は無罪」という主張をされていたことです。
私は「どうして?」と考え続けてすでに60年近くなります。いままた学習中ですが、少しずつ分かってきました。 私は専門家ではありませんが、とにかく「戦争は絶対いや」なので、どうしたら、普通の人が普通に生活できるか、そればかり考えているのです。
皆さんも生きていたかったら、ご自分のご先祖の生きてきた道、その社会の歴史をきちんと学んだほうが良いと思います。
そして日記を書いてください。いずれ皆さんもご先祖になります。皆さんも歴史を作る一人です。

私のところへきて、「早く戦争になったらよいのに」と言っていた若者は、今はどうしているか? ともかく今、私は言えることは、人はややもすれば嫌なことはすぐ他人の所為にする。
本当は新コロナはビールスであるから、人の体力、抵抗力、免疫力次第なのに、「自分が病気にかかったのは他人の所為だ!」として、他人を差別していじめるのです。
私みたいに平気な人もいると知らないで、大騒ぎしてしまいます。
そして怖いのはこれをきっかけに他の社会をたたき、世界を戦争の渦に巻き込むのが恐ろしいのです。

病気にかかったり死亡する人がいたら、まずその人が普段からどんな生活をして、どんなものを食べていたか? 人の体は食べ物でできていますから、見栄え良くても命のない作り物を食べていたら、生命力も弱くなるのは当然。
その他に過密度や水や衛生環境、ストレスの度合い、それらを調べるべきと考えていますが、研究されているか?わかりません。

とにかく私は初めからこのビールスより、もっと恐ろしいのは、その後に続く「経済戦争」と言っています。
それで生命を落とさない方法はただ一つ。 世界中で「日本伝統統合医療」の思想哲学を学ぶことです。

人は自然の中に生かされており、人同士争うものでない。生命を自然からいただき、つつましやかに生きて、静かに去るのでよい。と教えるのです。
私が好きな言葉に「志高く、生活は低く、上に立つものは最後の幸せを受取るとよい」〈詠み人知らず〉です。
日本の歴史から言って、日本は人々の幸せを願って争いを仲裁する役目がある。私は地政学的に日本は本当に大きな役目を背負わされている、 まさにそれは天命でないかと考えるのです。
ですから私はずーっと「苦しい経験をしているということはそれなりの役目を持つ」。
日本の進み方ひとつで世界は変わってきます。二度とあんな生き地獄をこれからを生きる人たちに経験してほしくない。
若い方たちは、お金稼ぎも大切ですがその前に「命を保つ」ことに気を付けてほしいのです。お金なくっても本物の食べ物、安全な住む場所、そして本当な医療手当を知れば、これからもビールスや細菌感染の問題も出るでしょうが、怖がらなくてもよいのです。

怖いのは人の悪意であり、人を簡単に信じないこと。
そして素晴らしいのも、人ですので、多くの仲間を持つことが生きる力になります。


〈文責 王 瑞雲〉