王瑞雲 ブログ。論文。

「新生存学の構築を! ー大きな大きな大巨人になって!ー」  王 瑞雲 Wang Rui-Yun

2020.4.20

「さあ、左手を前に出して、手の平を上にして、地球を載せて眺めましょう!地球の上で何が起こっているか?良く見えますか?」
「次は小さく小さく、アリさんよりずーっと小さくなってお口の中へ入ってみましょう!人の体の中の探検ですよ」

こんな楽しい理科の授業。今から67〜8年も前になるでしょうか。私が中学2年生の時の、京都御所の傍にある、私立の京都平安女学院の中学部での授業です。今でも若い小柄な女の先生の姿を思い出すのです。お名前はもう忘れました。
平安女学院で他に思い出すのは、岩井先生というおばあちゃん先生。「女の子は公衆便所になったらだめですよ」という言葉。忘れません。
そして「西六」と私達があだ名をつけていた若い男の先生。後はおぼろげな記憶です。

2年間だけ通って、3年生から近くの公立城巽中学に、勝手に転校しました。たった24〜5人1クラスの女の子の学校から、男女共学の生徒数の多い学校へ転入するのですから、とてもいい学習が出来ました。私は大人になってもこの理科の先生の授業風景と、岩井先生が着物姿で教えてくださっていたお姿を思い出すのです。

今私はもう80歳直前ですが、気持ちは20歳代中ごろ、大学を出て「さあ、これからやるぞ!」と張り切っていたころと同じです。
私が元気でいられる秘訣。其れは簡単!!「私はまだ生きている」という幸福感です。

幸せ感はこれ以上のものはない。こどものころから「明日も生きているだろうか?」という不安の中での人生ですから、朝目覚めると、もううれしくてすぐ動く。
「有難うございました」と心の中で感謝。そして寝る前は毎日「神様仏様どうか明日も目覚めさせてください!」と祈る。
今のところ、天はまだ私のお願いを聴いてくださっている。

人は生きてさえいれば何とかなる。仮に手足が動かず、寝たきりであっても、生きていているだけで意味があると母は私に教えてくれていた。

多くの人々が年齢、性別、国籍名関係なく、生きたまま焼き殺されていく姿を見ていた神戸大空襲の生き地獄。
私の原点はそこから始まるが、元をただせばもっと前に奇跡があったからである。どうして私が日本というところでうまれたのか?
ともかく今日一日生きているだけで感謝してしまうので、「馬鹿は怖いもの知らず」と言われる位の馬鹿になってしまった。

さて今の新コロナビールスと人類との戦いで人類の方がへとへとになっている。
今から日本はどうなるの?いや世界はまた戦争が始まるの?
だって、人はいやなことはすぐ他人の所為だ!と責任を他へ転嫁してしまうからだ。

今人類は天地〈自然〉から問われている。ちょうど私が子どもの時、時々板の間に正座させられ「泣かずに生きられる方法は分かったかえ?」と質問された時の感覚。

今人類は天地〈自然〉から問われている。

「さあ、人類よ。どうするのかえ、いつまで何とか国人と神旗を立ていつまで小さな地球の上で仲間割れして喧嘩しとるんかね?}と質問されている気がする。
私は日本人になりたかった。でも2回ともダメだった。なれなかったのだ。
そして私は「きっとこれは私の天命。私が日本人に成れない理由がある。私は地球人として生きよう!」と決心でき、日本を出る事にしました。
ずーっと若い時からそうすればよかったのにとも言われtけど、やるだけやればよいと思う。
「日本でのお役目をきちんとせねば。。。飛ぶ鳥、後を濁さず」と自分に言い聞かせて実行している。

今地球人として提言できる事。

くどくど言いますが、人の子は人類共有の宝物。全て大地の子。世界中で出生地主義、血統主義両方取り入れてほしい。理想は2重国籍。
だめなら、大人になって選べばいい。今の時代は「科学」的な「エビデンス」とよく言われます。遺伝子検査では、人はほとんど同じという。
私は科学は素晴らしいけど、「見えないものもある」と信じる方で、「人の魂」も「地霊」の存在のあると信じている。
人だって見える部分と見えない部分がある。科学的と言われる遺伝子検査では、今の人類はホモサピエンスというもので、今の調子だと、何時まで続くのかわからない。

争って何の意味があるのか?何事もグルーピングするのが苦手な私は、新コロナの問題で考えることが多い。

①マスク2枚の配布には、驚かされるがどうして側近から反対意見が出ないのか。

②「医の自立」を言い続けた私で、医療崩壊の心配している時代。やはり良かったと自信が出た。病気は自分で手当て出来れば最高。

③今一人10万円の支給が話題になっているけど、社会には見えない、無国籍の人たち、出生届けも出されていない人たち、法律違反で在留資格もなく働いていた人たち、無論何らかの違反でとらわれている人たち、そして身の置き所がなく路上生活している人たち。その人たちへお金は届くのだろうか。法律は人が作ったものだ。
今世界がお互い、その手腕を見せ合っている時代、日本は「さすがだね」と評価される手腕が発揮できると思う。日本伝統統合医療の哲学思想にほれ込んでいる私は、きっと日本は世界の模範生になれると信じている。

だって素晴らしい先人たちが沢山居られたのだ。余裕ある人たちは少し待ってて。今日の食べ物も買えないくらい緊急の人達、子ども達や病人とにかく急ぐ人から急いであげてほしい。

お金だけでなく、長期戦になると思えるので、急いで「医、食、住の保証」で生命を守って。これが地球人の願いです。


〈文責 王 瑞雲〉